遺言執行者の役割

公正証書遺言には「遺言執行者」が記載されていますが、自筆で作成した遺言書には記載されないことが多いです。その役割については、あまり理解されていないかもしれません。

遺言執行者とは何か、なぜ必要なのかを紹介します。

遺言執行者とは

「遺言の執行」とは、「遺言の内容を実現すること」です。
遺言書の内容を、具体的に実現する人が「遺言執行者」となります。遺言書の内容を実行するためには、基本的に相続人全員の署名・実印が必要です。しかし遺言書の内容によっては、相続人全員の協力が得られないこともあります。相続人の数が多かったりすると、署名や実印をもらうのはとても大変です。

そこで、遺言書の内容を公平かつ忠実に実行する「遺言執行者」が必要になってきます。遺言執行者がいれば、その人だけで手続きができるようになります。結果、遺言書の内容がスムーズに執行されるのです。

遺言執行者ができること

遺言執行者ができる手続きは次の通りです。中には、遺言執行者でなければできないものもあります。

遺言執行者のみが執行できるもの

  1. 子の認知
  2. 相続人の廃除・取消

遺言執行者がいない場合は、家庭裁判所に選任してもらわなければなりません。

遺言執行者または相続人が執行できるもの

  1. 遺贈
  2. 遺産分割方法の指定
  3. 寄付行為

遺言執行者の指定があれば、相続人は執行できません。相続人全員の協力が得られない場合も、遺言執行者が必要となります。

遺言執行者になれる人

男性のイラスト

遺言執行者は、「未成年者」と「破産者以外」なら、基本的には誰でもなることができます。

個人でも、法人でも可能です。一人でも、複数でも構いません。相続人や受遺者を指定することもできます。ただし利害関係があると、他の相続人ともめることがあります。利害を持っていない信頼できる人や、公平な第三者になってもらうのが望ましいでしょう。

できれば、法律に詳しい弁護士や行政書士を指定すると、紛争を防止する効果が期待できます。

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